唯一残る巨大な空堀は一見の価値あり!~多古城(たこじょう・下総(千葉))
多古町交流館の職員さんに貴重な情報をいただき、感謝!!
2026年3月8日(日)。
この日、志摩城(しまじょう)に引き続き、
同じく千葉県香取郡にある多古城(たこじょう)を検分することに🚙

◉城のジャンル
平山城(ひらやまじろ)
◉文化遺産としての見どころ
◉防御施設としての見どころ
◉アクセス
土塁近くには駐車場はなし(住宅地の奥)
JR総武本線飯倉駅よりタクシー約12分
駐車位置については特に専用のスペースはありません。
見るべき遺構としては、巨大な空堀一つだけなのですが、、
これは必見の価値アリ、です!!

まずはいつものように、
Googleマップで「多古城跡」を検索したのですが、
間違って「多古出城跡」の方に行ってしまいました。。💦
しかし、これが逆に功を奏することになります。

たどり着いた場所が、
こちらの”たこらぼ(多古町魅力発信交流館)”でした。
ううん、明らかに城跡らしきものは見当たらない。。
ということで、恐る恐る、この交流館内の職員さんに聞いてみることに。
対応してくれた年配の職員さんがすごく親切な方で、
みるべき多古城の遺構として、空堀があること、
それ以外に見るべきものはないこと、
その空堀を見るためには、近くの神社に駐車した方が良いこと、
などなど、こちらが嬉しくなる貴重な情報を次から次へと教えていただきました。
感謝しかありません。
本当にありがとうございました!!
ついでに「大宮大神」にも参拝!
まずは車の駐車位置を確保するため、
職員さんから教えていただいた「大宮大神」という神社を目指すことに。

Googleマップで調べると、すぐ近くにありました。
こちらは職員さんから教えていただいたとおり、
駐車スペースには十分すぎるくらいの広さです。

ご覧のように、かなりの広さの敷地です。
幸い、他に参拝者(車両)は全くいませんでしたが、
無断で駐車するのも忍びなく、
またせっかくの機会ですので、こちらの「大宮大神」にも参拝させていただくことに。

車を停め、こちらの石段を登っていきました。

一つ一つの石段そのものが大きく、
結構な高さがありました。
平山城並みの高さはありましたね。

手前の鳥居が見えてきました。
この森林の奥に参殿が見えます。

鳥居に近づくと、奥はこのような。。
木々に囲まれた石畳の通路。
神秘的な感じがしていいですね。

参殿の手前にさらにもう一つ、鳥居が。
こちらには注連縄(しめなわ)があります。

手水場(ちょうずば)も比較的しっかりしていました。
ここで手を清め、口をすすぎ、
参拝準備をします。

この手前にあるのが参殿で、
その奥に見えるのが本殿でしょうね。
参拝を済ませ、きた道を引き返します。

よく見ると、左手に、
「聖徳皇太子」という墓石がありました。
真意は不明です。

またこの通路を通って引き返します。
いざ、空堀へ!!
さて、本命の「多古城空堀跡」を目指して、、
まずは再度、Googleマップを確認。

先ほどの親切な職員さんのお話では、、
小学校の脇に住宅地があり、そこを抜けたところにあるとおっしゃっていました。
その通りに、住宅地を抜けていきます。
ちょうどこの、「逆コの字」に折れ曲がった道の先にあるようです。

しばらく住宅地を歩いてゆくと、
突き当たりの道に、分かりやすい矢印板がありました。
ありがたい!!

もはや住宅地はなくなり、
このような狭い道が続いていきます。

また少し歩くと、次の矢印板が導いてくれました。
こういった標記があるだけで、ずいぶん城巡りは楽になりますよね。
ありがたいことです。

ふと周囲を見回すと、
先ほど訪れた「大宮大神」が遠くに見えました。
しばらく住宅地を歩いていたので気づきませんでしたが、
住宅地を抜けたあたりから道が緩やかに登り道になり、
まさしく平山城(ひらやまじろ)なみの高さまで来ていたのですね。
「大宮大神」と同じくらいの視点(標高)があることに気づきました。
そういう意味でも、先ほど神社を訪れたのは正解だったようです。

そして矢印板が指し示す道沿いに歩いていくと、、
ありました!!
デカい‼️
デカすぎる‼️
予想をはるかに上回る巨大な空堀が待っていました‼️😱

空堀の手前には案内板もありました。

多古城の歴史について説明書きがありました。
志摩城と同様、こちらにも、千葉氏の一族が逃れてきていたようです。

こうして縄張り図をみると、
つくづく、城跡の遺構は失われてしまったのだなと痛感させられます。
潰されたり、埋め立てられたりして宅地化していったのでしょう。。

にしても、大きすぎですよね。。
むしろ、この空堀の中で、小競り合い⚔️できるくらいの広さ。。

遠巻きに眺めながら、その場を立ち去ります。
遺構がこれしかないとはいえ、たいへん貴重なものを検分させていただきました。
これだから、城巡りはやめられません😆
最後に石垣跡を検分して帰投。
先ほどの「大宮大神」と同様、
これも多古城とは直接関係はないのですが、、
もう一つ気になっていた箇所があります。

このGoogleマップでも確認できるように、
少し離れた位置に、「多古藩陣屋東側石垣跡」とあるのです。
これを見ずには帰られません。

マップを頼りに、道を歩いていきます。
これくらいの傾斜の道を下るのです。
やはり、平山城ならではの標高があるのが分かります。

道を抜け、市街地に差し掛かり、
この矢印板を見つけました。
この方向で間違いないようです。

ありました‼️
小学校の手前にあるようです。

ここが、陣屋跡らしいです。

鳥居と、ここも「八幡宮」となっていました。

そして、お目当ての石垣なのですが、、
ここから先は小学校に敷地となり、許可なくして立ち入ることはできません。
しかし、お気づきでしょうか。。
その正門のすぐ脇に、古びた石垣が見えます。

確認できました!!
わざわざマップ上に標記されているくらい、当時から実在しているものなのでしょう。
不規則な並び、古びた感じが、いかにも。。

一つ一つの石は大きくはありませんね。
ホント、近くにあった石を持ってきて積み上げたような。。
そうだとしても、陣の防御施設として、貴重な遺構であることに間違いありません。

これにて、多古城の検分を終わります。
神社や石垣跡など、城跡とは直接関係のない地も訪れましたが、
城巡りをしていると、周囲の地理関係から、必ずしも無関係とは言えないものもあったりします。
ひとまず本日の収穫としては、この巨大な空堀を確認できただけで十分です。
そして、貴重な情報を共有いただいた職員さんにあらためて感謝申し上げます🙇
「空堀がある」という情報を入手しなければ、
あるいは、「なんだ、何も見るべきものがないじゃん。」と、
失望しながらそのまま収穫なしで帰投していたかもしれません。
城巡りには、本当にこういった出会いもあるので、我ながら良い趣味だなとつくづく思います。
ではまたの記事で!!🏯
すぐ近くにある志摩城(しまじょう)も合わせて訪れることをおすすめします。
➡️ 『各地の城一覧』ページ










