江戸川・利根川の水運を抑える関東の重要拠点〜関宿城(せきやどじょう・下総(千葉))
北条氏と上杉氏との間で繰り広げられた争奪戦
こんちは、シンです。
2023年6月5日(月)。
千葉県野田市にある、関宿城(せきやどじょう・下総)を訪れました🚙
◉城のジャンル
平城(ひらじろ)
◉文化遺産としての見どころ
◉防御施設としての見どころ
◉駐車場所
「関宿城博物館」前に20台分ほどの駐車スペースあり
この関宿城、地図上で俯瞰してみると、
千葉・埼玉・茨城の県境にあり、
北から利根川と江戸川が分岐する地点にあります。
これが何を意味するかというと、、
関東地方の水運を抑える重要なポイントだったわけですね。
ほとんど、Wikipediaからの受け売りで申し訳ないのですが、💦
関東制覇を企んでいた北条氏康は、
『この地を抑えるということは、一国を獲得することと同じである。』
とまで言っています。
実際、同じく関東進出を狙う上杉謙信とぶつかることしばしば、だったようで、
関宿城を守る簗田晴助は、さぞ苦労したのではないでしょうか。。
この関宿城の模擬天守は、他の多くの城がそうであるように、
中が博物館になっています。
上の写真は、その博物館前の駐車場から撮影したものです。
この公園の見取り図を見ても、
江戸川と利根川がぶつかる要地であったことが分かります。
模擬天守となっている博物館は、駐車場からほど近い場所にあります。
もちろん、かなり近くまで接近して撮影も。
模擬とはいえ、城の天守のシルエットはいつ眺めても見惚れてしまいます。
こちらの写真で見ると、かなり文字が読みづらいですが、
ここの『関宿城博物館』が地図上の❶に該当しますので、
❹の武家屋敷や❺の大手門などを検分するには、かなり移動しなければならないようです。
このあたりも、後で行ってみます。
中の博物館も鑑賞できればよかったのですが、、
あいにくこの日は「休館日」でした。。
残念ですが、模擬の天守を見れただけで満足とします。
別の角度からもう一枚。
この奥まで実際に歩いて行ってみましたが、
けっこう奥行きがありますよ。
ちなみに、博物館の入館料はこのようになってます。
本丸跡や大手門跡を確認!!
ただでさえ、博物館内に入れなかったのですから、
模擬天守を見ただけで帰るわけにはいきません。
本丸跡や、大手門跡などを検分していきますよ。
博物館からけっこう離れた場所に、『関宿城跡』が。
車でおよそ2〜3分でしたので、徒歩だと10分以上はかかるでしょうか。
Googleマップを頼りに、『関宿城跡』に近づいていくと、、
ありました!!ご覧のように立派な石碑が!
その石碑のすぐ右側に、この説明板が。
江戸時代になっても、この関宿城は大事な要だったようですね。
この説明板もありました。
関宿城の歴史を学ぶことができます。
ここが本丸跡だったようです。
模擬天守が、はるか向こうに見えます。
こうしてみると、結構な広さですね。
次に、「武家屋敷の区割り、、」というところを目指しました。
現地は、この立札のようなものがあるだけで、
目立つような遺構はありませんでした。
「ここがそうだった」という認識にとどめるしかないようです。
この周辺概念図を見ると、
本丸を囲むように二の丸、天神曲輪、
そしてさらにそれらを囲むように三の丸、発端曲輪があります。
その上、川から引き込んだであろう、水堀が要害となっています。
最後に、大手門跡を検分します。
ここにも、このような立札があり、、
付近を見回してみましたが、
堀と思われる箇所は、ここぐらいかと、、。
この左側の土手の向こうが江戸川になります。
大きな川を天然の要害(守り)としていたことは十分理解できますね。
今回は、それほど目立つような遺構や防御施設はありませんでした。
次に来るときは博物館内もしっかり鑑賞し、
もっと関宿城のことを知るように努めます。
では今回はここまで!