臼井城に対峙した戦国時代の上杉謙信に思いを馳せる〜謙信一夜城(けんしんいちやじょう・下総(千葉))

臼井城に対峙した謙信の陣城。

城巡り好きな皆さん、こんにちは、シンです。

2024年9月20日(金)。

この日は志津城に続いて、謙信一夜城(けんしんいちやじょう)を訪れました。

謙信一夜城(下総・千葉県)

◉城のジャンル

陣城(じんじろ)

◉文化遺産としての見どころ

評価 :3/5。

◉防御施設としての見どころ

評価 :0.5/5。

◉アクセス

付近に駐車場なし

最寄駅:京成本線京成臼井駅から徒歩約5分

謙信一夜城(けんしんいちやじょう)という名のとおり、

ここはかつて上杉謙信が関東に進軍した際、

北条配下の原胤貞が守る臼井城(うすいじょう)を攻めた時に陣城としたものです。

諸々の事情があったにせよ、結果として原氏が守る臼井城は見事に謙信を撃退しています。

👇臼井城についての記事はこちらを参照してください👇

住宅街の間にある公園化したこの城跡は鉄道のアクセスがよく、

京成本線の京成臼井駅から徒歩約5分という好立地✨

ですので、鉄道で行かれることをおすすめします🚃

小さな公園であり、目立つ遺構はないが、、

で、実際にこの城跡の公園にいってみると、、

公園にはそれと一目で分かるほどの大きな石碑があります。

この城跡について、当時の上杉謙信が関東に侵攻した背景など、

事細かに記されています。

Googleマップで調べてみると、、

謙信が攻めたと言われる臼井城までは、ここから目と鼻の先。。

距離にして1キロと離れていません。

まさしく、城攻めのために対峙した、という印象です。

公園の入り口付近には、公園名が記された石碑も。。

『一夜城公園』

見ているだけで、戦国当時の状況に思いを馳せてしまいます。。

先ほどの、石碑の裏側はこのようになっていました。

『一夜城史跡』とあります。

で、実際の公園内の様子がこの写真です。

いたって普通の公園であり、園内にそれと分かるような遺構は見当たりません。

規模も小さいですし、正直、城巡りマニアの方にとってはかなり物足りないことでしょう。

周囲が全て宅地化しているため、無理もないことですが。。

発掘調査によれば、

周囲には空堀を巡らし、土塁や虎口まで備えていたそうですから、

陣城とはいえ、戦国当時はしっかりとした城の構えをしていたものと思われます。

大してみるべきポイントがない城跡ですが、

かつて戦国最強と謳われた上杉謙信がこの下総の地に陣を構え、

攻め寄せる臼井城に対峙していたかと思うと、戦国ファンとして感慨深いものがあります。

わざわざこれだけのために訪れるのもあれでしょうから、

臼井城を訪れるのと合わせて検分してもいいでしょう。

それでは、またの記事で会いましょう!

➡️『各地の城一覧』ページ