方形の単純な造りなれど、堀・土塁が圧倒的な存在感を示す小城~児山城(こやまじょう・下野(栃木))
『城跡保存会』の皆様から貴重なお話をいただく。
2026年3月6日(金)。
この日、二つ目の探報城に選んだのは、
栃木県下野市にある児山城(こやまじょう)です🏯

◉城のジャンル
平城(ひらじろ)
◉文化遺産としての見どころ
◉防御施設としての見どころ
◉アクセス
城跡手前に数台分の駐車スペースあり
湘南新宿ライン石橋駅よりタクシー約10分
市街地から少し離れ、込み入った道の奥にありますので、
車や徒歩で訪れる際は、Googleマップなどを十分活用することをおすすめします。
児山城の築城は、遡れば鎌倉時代後期にもなるようで、
戦国時代には宇都宮氏に仕えた児山氏の城となっています。

Googleマップに従い、たどり着いた細道の奥にあります。
駐車場にはギリギリ3台ほどが駐車できるスペースがあります。

「児栄山」と額束に記載された鳥居がありました。
児山城に名残の深いものでしょうか。

児山城はご覧のように、方形の本丸を空堀と土塁で覆った単純な造りの城です。
ですが、、空堀も土塁もしっかりとした原型をとどめているのが伺えます。
あとでじっくり解説します。

駐車場のすぐ横に広がるこちらの広大な空堀。
その右側に伸びる細い道路が、この城跡に通じる道です。
先ほどの案内板には記載ありませんでしたが、
この空堀を擁する左側の敷地は「二の郭」らしいです。

駐車場の奥には、こちらの説明板もあります。
右側の立て看板に記載のある「児山城守り隊」(城跡保存会)の方々と偶然会うことに。。

本当に、この説明の通りの遺構(堀と土塁)がくっきりと残っています。

説明板の右にあるこの柵で覆われた小道から城跡を検分しようとしたことろ、
保存会の方に声をかけられました。
(※写真の右奥に小さく写っている方々です。この日は3名ほどいらっしゃいました。)

このような資料をいただき、
さらにありがたいことに、以下のような情報まで共有していただきました。
・城跡に自生するヤマユリを大事にしていること
・現在も発掘調査などが進められており、過去には土器(かわらけ)などが出土されたこと
この児山城の遺構を守り、貴重な遺構を見つけようという姿勢がひしひしと伝わってきました。
深い堀、うず高い土塁に目を見張る!
やはり城跡を訪れる人がいると、保存会の方々も嬉しくなるようです。
「ここが城跡を眺めるベストポジションだよ!」
と言って、自ら案内してくれたり。。😊

その”ベストポジション”から眺めた本丸の空堀です。
右側の少し低い土塁を隔てて、右に先ほどの「二の郭」があります。

今度は、奥の方に視点を移して撮影。
本丸を囲う土塁の高さがお分かりでしょうか。

この小さい杭で覆われた小道をたどって、本丸に行ってみます。
保存会の方々、ご親切にありがとうございます。

ここで一度振り返って、再度、空堀を撮影📸
全体が緑に覆われる初夏の頃であれば、もっと見栄えが良いのでしょうが。
にしても、見事な遺構ですよねぇ。。
四周を土塁に覆われた本丸の内部を検分。
この児山城は、本丸と二の郭(二の丸)しかないのですが、
それでも、いやそれだからこそ、見るべき遺構をじっくりと検分できるというものです。

この石畳の土橋を渡り、本丸の内部へ進みます。

本丸の内部に到達しました。

この説明書きの中にあります、
「周囲には6〜9メートルの水堀がめぐり、、」
という文言ですが、
城跡保存会の方のお話によりますと、
梅雨時期には雨が堀の内に溜まり、まさしく水堀になるそうです。

本丸はこのように、四周を高い土塁に覆われています。
では、この本丸内部の様子を以下の動画でご確認ください。
四周が土塁でしっかりと覆われていること、
内部の広さなど、お分かりいただけたでしょうか。

このように、土塁の上も歩くことができますので、
余力のある方は、実際に土塁上を散策してみることをおすすめします。
眼下に空堀を見下ろせたりと、また一つ違った視点で城跡を眺めることができます。

本丸の中央付近にこのようなものがありました。
「児山城守り隊」(城跡保存会)の方々が発掘調査時のものを分かりやすいように置いてくれてるようです。

これだけ丸っこい石などその辺に見当たりませんから、
やはり発掘過程で見つけられたものなのでしょう。
戦国当時は、石ころも立派な飛び道具(武器)として活用されていたようですから、
これも貴重な遺構と言えそうです。

今度は、土塁の上から「二の郭」側を撮影📸
こちらも、うっすらと土塁の名残が伺えます。

では、この整備された小道を辿って、出入り口に引き返します。
これだけ歩きやすく、分かりやすく城跡を検分できるのも、
保存会の方々の弛まぬ整備努力のおかげですよね。
ありがたいことです🙇

再度、「二の郭」を眺めて帰投することにします。
保存会の方々、貴重なお話、ありがとうございました!!
最後に、「二の郭」から本丸にかけての様子を動画でご覧いただければと思います。
➡️ 『各地の城一覧』ページ










