天守から一望する房総の海は見事!『八遺臣の墓』にも心を奪われる、戦国大名・里見氏の居城〜館山城(たてやまじょう・安房(千葉))

2024年12月17日

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山城ではあるが、そこまで登城の難易度は高くない。。

城巡り好きな皆さん、こんにちは、シンです。

2024年12月12日(木)。

今回は千葉県館山市にある館山城(たてやまじょう)を訪れました🚙

館山城(安房・千葉県)

◉城のジャンル

山城(やまじろ)

◉文化遺産としての見どころ

評価 :4.5/5。

◉防御施設としての見どころ

評価 :3/5。

◉アクセス

『城山公園駐車場』におよそ30台ほどの駐車スペースあり

最寄駅:JR内房線館山駅からタクシー約8分(徒歩約30分)

安房(あわ)の国は、房総半島の南端部であり、現在の千葉県の最南端ですね。

そこを戦国当時に根城にしていたのが戦国大名・里見氏。

戦国期の晩年に、その里見氏の居城となっていたのが、この館山城でした。

現在では館山城の本丸跡に模擬天守があり、

『館山城 八犬伝博物館』があります。

山の麓に30台は停まれるであろう駐車場がありますので、車で訪れるのをおすすめします🙂

最寄駅のJR内房線館山駅からはかなり距離がありますので。。

『城山公園駐車場』がご覧の通り。

大型車両も駐車できるほど、かなり幅広いです。

駐車場の向かいには、子供が遊べる公園があり、ちょっとした茶店まで。。

その昔、私が千葉県木更津市に住んでいた頃は、ここで春先に家族でピクニックをしたこともありました🌸

博物館のある模擬天守までは、ご覧のような高さ。。

それなりに標高のある山城です。

公園の手前には、こういった案内板も大小問わず充実してますので、

なんら迷うことはありません。

あとで『八遺臣の供養塔』にも足を運びます。

では、こういった案内板に導かれるまま、まずは博物館を目指します。

この写真で見える左上側にも、模擬天守までの登山道があるのですが、

ひとまず、こちらの道を登っていくことにします。

少し登ると、こちらにも遊具が。

ある程度の平坦なスペースですので、整地したとはいえ、

もしかしたら戦国当時には、腰曲輪(こしぐるわ)のような防御の役割を果たしていたのかもしれません。

まだまだ登り始めたばかりですが、次第に傾斜がキツくなります。。

ある程度登ってきたところで振り返ると、、

はるか向こうに、登山口が見えます。

それなりの高さがあることがお分かりでしょうか。

ですが、そういうほど、登山としてはキツくないレベルです。

ゆっくり落ち着いて登れば、少し肩で息をするくらいの難易度かと。。

かなり登ってきたところで、この階段に遭遇。

ここが模擬天守(博物館)に通じているようです。

天守から眺める房総の海は見事!

階段を上り切り、

模擬天守が目の前に!!

やっぱり模擬であっても、天守がある城は見惚れちゃいますねぇ。。

少し接近して、下からのアングルでもう一枚📸

さらに接近し、別の角度からもう一枚撮影📸

ぐるっと回るようにして、入り口に到達しました✨

この構図もかなり良いですね🤩

模擬天守(博物館)の中に入ってみます。

ここの博物館は9時〜17時の開館(月曜日を除く)で、

大人が400円、小・中学生は200円で観覧できます。

残念ながら、1階部分は撮影禁止📵でした。。

かなりテンション下がった状態で、見て回りましたが、

2階に行ってみると、ここは撮影OKだとか。

ちょうど、映画『八犬伝』の宣伝をしきりにしてました。

映画の内容もあるのですが、

博物館全体として、『南総里見八犬伝』のこと、それにまつわる展示物を紹介しています。

『南総里見八犬伝』って、創作物語ではあるのですが、

内容は戦国大名・里見氏が登場してきたり、史実と入り乱れているところがある印象です。

(※原作のことには詳しくなく、詳細は不明です。)

さらに階段を上へ上へ。

展望台に行ってみます。

いや〜、天守から眺める房総の海の見事さよ!!🌊

山城に登る醍醐味って、これなんですよね〜。

登ってきた疲れなど吹き飛ぶくらい、心洗われるほどの絶景!

反対側にも行ってみると、、

山肌の地形がくっきりと見え、

城の縄張りを思わず描いてしまいたくなるほどの景色。。

『八遺臣の供養等へ』いざ!!

博物館から外へ出て、再度、房総の海を眺めることのできる場所へ。

ホント、眺めがいいので、春先にくれば最高でしょうね🌸

模擬天守の手前には、それなりの広さの敷地があるのですが、

ここが館山城の本丸跡だったのでしょうね。

『里見城跡』??の石碑がありました。

館山城の別名でしょうか。。まだまだ勉強不足です。

里見氏は根っからの房総の国人だと思っていたのですが、

上野(こうずけ:群馬)の出身だったのですね😳

博物館(模擬天守)の手前は、ご覧のような広さがあります。

ここが本丸跡だったのでしょう。

この先を行くと、『日本庭園 茶室』といったものもありますが、、

それ以上に『八遺臣の墓』という文字に心を惹かれました。

まっすぐに、そちらを目指していきます。

石段を降りて、左手へ。

この道を先に進んでいきます。

途中、ご丁寧に矢印板が行くべき道を示してくれています。

ありがたいことです。

道は次第に、下りになっていきます。

どうやら、『八遺臣の墓』はだいぶ下にあるようです。

1〜2分は下ったでしょうか、、目の下に見えてきました!!

これが『八遺臣の墓(供養塔)』ですね。

思ってた以上に趣といいますか、雰囲気が漂っています。。

卒塔婆に遮られて読みづらいのですが、、

八遺臣や里見氏の歴史について書かれています。

遠く、中国地方にまで転封されるとは、、。

この八人の遺臣が『南総里見八犬伝』の八犬士のモデルになったのですね。。

最後に『館山神社』に詣でて帰投。

『八遺臣の墓(供養塔)』も検分できたし、他に見るべき遺構もないから帰投しようと、、

墓の目の前にあったこちらの道を下り、

山の麓へ。。

しばらく下ると、このような道に遭遇。

奥には一般道があるようです。

Googleマップを頼りに、最初の駐車場の位置に戻ってきたのですが、、

ふとマップを見ると、『館山神社石垣』という文字が。。

マップが示す場所に近づいてみると、、

ここは最初に博物館を目指して登った道のすぐ右下の道です。

この先にあるはずですが、、。

さっきからちらほら目についていたのですが、

ずっと続いていた石垣、これですね。。

確かに、『間詰石』のようなものも見えますし、

戦国当時からあったもののようです。

にしても、、神社の石垣?

戦国当時は、神社にも石垣が施されていたのですかね。。

勉強不足を恥じいります。。

石垣は、館山神社の背後に、このように続いています。

せっかくですので、館山神社へも少し詣でていきます。

神社の本殿を正面から撮影📸

戦国時代の山城には、たいがい本丸に神社が置かれていたイメージがあるのですが、、

ここは山城の麓ですね。

本殿のすぐそばには池もありました。

『ここは神様が降りてくるところです 絶対に入らないでください』

入りません。。。

鳥居越しにみる模擬天守。

いや〜映えますなぁ。。

さらに外側にも大きめの鳥居がありました。

光さすこのアングルの写真、嫌いじゃないです😅

勉強不足なのと、まだまだ遺構を探しきれないのとで、

大した紹介にはなりませんでしたが、

『南総里見八犬伝』や里見氏に興味のある方は、ぜひ訪れてみてください✨

今回紹介したところを巡るくらいでしたら、おおよそ1時間程度で見て回れるはずです。

今回訪れた館山城もそうですが、

私が各地の城跡を訪れる際に参考にしている本を紹介させていただきます。

日本各地の城跡を巡ってみたいとお考えの方は参考にしてみてください。

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