仙台の市街地を見下ろす絶景の城跡。三の丸跡地の石垣も見事!〜仙台城(せんだいじょう・陸奥(宮城))
まずは護国神社から参拝!
みなさんこんにちは、シンです。
2023年8月3日(木)。
今回は宮城県仙台市青葉区にある仙台城(せんだいじょう・陸奥)を訪れました🚙
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◉城のジャンル
連郭式平山城(れんかくしきひらやまじろ)
◉文化遺産としての見どころ
◉防御施設としての見どころ
◉駐車場所
本丸跡地に有料駐車場あり(およそ30台分ほどの駐車スペース)
最寄駅:JR仙台駅から徒歩10分ほど
本丸跡は地図などで探せばすぐに見つかるのですが、
残念ながら駐車場は有料でした。
JR仙台駅からほど遠くない場所にあるので、電車を利用するのが良いかもしれませんね。
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さて、本丸跡地に着くと、まず目にするのが、この大きな鳥居。
こちらは宮城県護国神社のものです。
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そしてこちらがその本殿ですね。
ご覧のように立派な造りで、この日も多くの観光客であふれていました。
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逆に本殿側から眺めた大鳥居です。
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仙台城の鳥瞰図です。
本丸が平山の上にそびえ、二の丸、三の丸はそれぞれその麓に広がります。
のちほどそれらも説明します。
本丸跡の遺構の数々に感動!
護国神社の参拝を終え、
さっそく本丸跡地に残る遺構の数々を検分していきます。
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護国神社から少し北側に歩くと、
このような矢印版に遭遇します。
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最初に、仙台城本丸大広間の跡から。
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城跡を訪れると、こういった御殿の跡地をよく見かけますが、
この仙台城の大広間はかなり広い方だと思います。
周囲を歩く観光客の大きさと比較しても、その広さが伝わるかと。。
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すべてを紹介することはできませんが、
このように部屋ごとに「◯◯の間」という表示を見ることができます。
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平山の上に築かれた仙台城。
眼下には仙台の街並みを眺めることができます。
実際に現地を訪れると、写真で見る以上に広く感じることでしょう。
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本丸の北壁になった石垣も紹介されていました。
石垣というのは、このようにさまざまな形状の石を組み合わせて造られていたようです。
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これがその、石垣のモデルのようです。
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端まで歩き、仙台の市街地を眺めてみました。
絶景ですよ、ホントに。
怖くて覗きこめませんでしたが、手前はしっかりとした石垣になっています。
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そして近くにある「仙台城跡」の石碑です。
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多くの観光客が記念写真を撮りたがる、伊達政宗の銅像ですね。
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この写真ですと、手前が石垣になっているのがよく分かると思います。
二の丸跡がこの下に広がるはずです。
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他に遺構はないかとGoogleマップで探してみると、、
「巽櫓跡」、そして「埋門跡」というのを見つけました。
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Googleマップを頼りに、巽櫓跡へ。
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場所ははっきりと特定できたわけではありませんが、
おそらくこのあたりに櫓が建っていたのでしょう。
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次に、埋門跡を探しに、いったん護国神社の入り口まで戻りました。
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その入り口の近くに、この埋門跡を見つけました。
草木が周囲に生い茂っていて、見つけるのに少し手間取りました。
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門の入り口のところはほぼ直角に折れ曲がっていて、虎口(こぐち)のようになっています。
ここはちょうど本丸跡地の有料駐車場につながる道で、車の通り道にもなっています。
虎口(こぐち)とは、
城の曲輪(防御のための区画)に出入りするための狭い通り道で、
敵兵の侵入を許さないよう、山城では特に傾斜をつけたり、
わざと道を折れ曲がるようにして造り、敵兵の侵攻速度を遅らせるようにしたものです。
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その入り口の脇には、このようにうず高い土塁が見られます。
いざという時にはこの上から侵入してくる敵兵に矢を浴びせることもできますね。
市街地に下り、二の丸跡へ!
本丸跡地の遺構を十分に検分できましたので、
今度は市街地に下り、二の丸・三の丸を見ていきます。
私は車で坂道を下っていきました。
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二の丸跡を探していくと、、
どうやら東北大学の構内にあるようです。
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ありました!!
右下に周辺地図もあり、本丸や三の丸との位置関係が分かりやすくなっています。
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このあたりが二の丸跡だったのでしょう。
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二の丸跡の位置からさらに坂道を下るように進むと、
大手門跡も見えてきます。
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このあたりに大手門があったようです。
ここを奥へ進むと、、
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伊達政宗に仕えた武将、支倉常長(はせくらつねなが)の銅像があります。
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残念ながら、そのそばの北側土塀は東日本大震災時に崩れてしまったようです。
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さらなる崩壊を防ぐためか、土塀には保護用のシートが被せられていました。
ううん、残念。。
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通りを挟んで土塀の向かい側には、大手門脇櫓があります。
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こちらも震災の爪痕が残っていました。
残念でなりません。。
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坂道の下側から撮影すると、それなりに見栄えの良い写真が撮れました。
最後に三の丸跡を検分、リアルな石垣の姿に見惚れる!
本丸から下ってきて二の丸を検分、
そしてさらに坂道を下るようにして最後に三の丸へ。
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三の丸の手前に広がる堀跡からまずは検分。
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これが堀跡です。
右奥の坂道を登っていくと、大手門や二の丸跡へつながります。
位置関係がなんとなくお分かりいただけるでしょうか。
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堀跡を眺めながら橋を奥へ進んでいくと、
リアルな造りの石垣に遭遇!
これはこの日の思わぬ収穫だったかもしれません。
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どうですか、このまばらな大きさ、隙間ができていて苔むした古さ。
明らかに、復元されたものではないですよね。
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接近してみると、間詰石(まづめいし)のようなものも確認できます。
これは間違いなく、現存する石垣でしょう。
いやホントに、思わぬ収穫!
このような遺構を目にすることができるとは!!
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そこからさらに奥に歩いていくと、
三の丸跡の表示が。
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ここがそうだったのでしょう。
草に覆われて分かりづらいですが、奥には土塁の跡もあります。
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三の丸の跡地から、さらに奥に進むと、清水門というものも。
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ありました!清水門。
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これまた、迫力のある石垣が姿を現しました!
どうですか、この石垣。
本丸や二の丸の遺構の数々も見事でしたが、
この日の仙台城跡検分の旅は、この石垣で最後を締めくくることができてよかったと思います。
これに勝る遺構はナシ!といって良いでしょう。
これらリアルな石垣を検分することができ、この仙台城跡を訪れた甲斐がありました。
では、またの記事でお会いしましょう!