徳川四天王・本多忠勝10万石の居城〜大多喜城(おおたきじょう・上総(千葉))
まずは大手門から確認すべし!!
こんちは!シンです!
2023年5月27日(土)。
今回訪れたのは、千葉県夷隅郡大多喜町にある大多喜城(おおたきじょう・上総)です🚙
徳川四天王・本田忠勝の居城として有名です。
ここはだいぶ前にも子どもたちと来たことがあるのですが、
その時は模擬天守の美しさにばかり目を奪われ、堀や土塁などの防御施設など、
知りもしませんでした。。😓
今回は、そのあたりもしっかり抑えます!!
◉城のジャンル
平山城(ひらやまじろ)
◉文化遺産としての見どころ
◉防御施設としての見どころ
◉駐車場所・アクセス
大手門➡️「町営久保駐車場」から徒歩1分ほど。およそ10台分のスペース
大多喜城跡➡︎「大多喜城 城下駐車場」におよそ30台分ほどのスペース
いすみ鉄道大多喜駅から徒歩約10分
大多喜城については、
見ごたえのある大手門が城跡とは少し離れた位置にあるので、
車で行かれる場合は、駐車場を都度変えることをおすすめします。
まず、大手門を見る場合の駐車場が以下の通りです。
(画像を続けて表示します。)
画像をご覧になってお分かりのように、
この駐車場ですと、入場から60分無料、
つまりそれ以降は料金が発生してしまうのですが、、
この駐車場が大手門から比較的近く(徒歩1分ほど)、
無駄に歩かなくて済むからです。
それに、後で城跡に行くには別の無料駐車場を利用すれば大丈夫です。
最も、「歩いて確認したい!」ということであれば別ですが。。
その場合は、最初から無料で利用できる「城下駐車場」へどうぞ。
そしてこちらは、大手門のすぐ目の前にある大多喜駅(いすみ鉄道)です。
いすみ鉄道は、鉄道マニアの間では一定の人気を保つローカル線で、
しばしば、列車を撮影しに訪れる方もいるほどです。
(この日もお一人、いらっしゃいました。)
鉄道好きであれば、このいすみ鉄道で来ても良いかもしれませんね😀
そして大多喜駅の向かいには、
大多喜町観光本陣案内所があります😆
この中では、たくさんのお土産や、武将グッズなど販売してます。
もちろん、本多忠勝のグッズも!!
ただで頂いたポケットティッシュの図柄です。
「家康に過ぎたるものは二つあり、唐のかしらに本多平八」
武将好き(戦国好き)であればご存じ、有名な句ですね。
こちらが大手門!!
あまりの大きさ・迫力に、大多喜駅や観光案内所などより、まずここを撮影したくなると思います😅
もう少し近づいて撮影。
この大手門は、戦国当時、実際にあった場所から移築されたもののようです。
それでも、つど、修築に努めるなど、ありがたいことです。
個人的には、「外壁は水成岩が〜〜常に水分を含みいかなる方法をもってしても侵入できない〜」というのが興味深いです。。
こちらは、大手門を反対側から撮影したものです。
『房総の小江戸』というキャッチーな言葉に文化的価値を感じます。
戦国当時の「大手門跡」は発見できず。。
大手門の迫力に魅了されましたが、、
実際の「大手門跡」はどうなのか気になりました。
Googleマップで確認すると、
このあたりのようですが、、
ここを右に進んで、
大多喜高校の近くのようなのですが、、
Googleマップを頼りに進んでいくと、
「大手門跡」の近くに神社を発見しました。
これは八幡神社(はちまんじんじゃ)だそうです。
どこの城跡を訪れてもそうなのですが、
神社は城の守り神とされていたことが多かったようです。
そして結局、「大手門跡」は発見できませんでした。。
「大手門跡」を発見できなかったのは残念ですが、
薬医門はぜひとも!!
ありました!薬医門!!
しかし、こちらは大多喜高校の敷地内のため、
中に入って接写することはいけませんね。
通常、学校敷地内は「関係者以外立ち入り禁止」ですし。。
それでは来た道を戻り、いよいよ大多喜城跡に向かいます。
遠くに天守が見えますね。
手前が大多喜高校です。
空堀と二の丸の鐘楼を検分!!
大手門とその近傍の遺構を確認したところで、
大多喜城跡に向かうため、駐車場を移動します。
こちらが大多喜城跡に最も近い、無料の「城下駐車場」です。
敷地内は結構広めで、およそ30台までは駐車できるでしょう。
敷地内には、食事もできる茶店があります。
駐車場のすぐ向かいには、このような矢印版があるため、
迷うことはありません。
「大多喜城跡」の石碑がありました。
戦国好きの胸が高鳴ります。。
この坂道を登っていきます。
(大多喜城は台上に築かれた平山城です。)
残念ながら、歴史資料館は、この時点で「休館中」でした。
私としては、城の遺構を検分するのが目的なので、大したことではありませんが。
次に、見るべきは空堀です!!
ここは以前訪れた時には、軽くしか見てませんでした。
ありがたいことに、目の前に説明板があります。
確かに、水堀よりは、落ちた時の殺傷力が高そうです。
空堀、恐るべし!!
それでは、この空堀の様子を動画でご覧ください。
今はおそらく、土がだいぶ埋められていますが、
当時はもっと深く、急な造りだったと推察します。
そこからさらに上を目指して坂道を登ります。
空堀跡から少し坂道を登ったところに、
二の丸公園というのもありました。
二の丸の跡地だったところでしょうか。
右奥には鐘つき堂があるとか。
行ってみます。
こちらの様子も動画でご覧ください。
大きめの鐘楼ですね。
鐘の隣には、このような休息所もありました。
遠景撮影図です。
二の丸公園を含め、この辺りが一つの曲輪の位置どりだったのでしょうか。
二の丸公園を後にし、
ようやく天守のある敷地へ。
「研修館」で歴史を学び、天守の迫力に魅了される
坂道を登り切ると、
まず目の前に姿を現すのが、この「研修館」です。
視野の隅に天守があり、気持ちが逸りますが、まずはここからじっくり見ていきます。
中には、戦国有名武将の甲冑が!!
右が伊達政宗、左が徳川家康のもの。
もちろん、本物ではないでしょうが、戦国マニアにとってはこれだけでも心が浮き立ちます。
さらに奥に進むと、ここにもありました!
右から井伊直政、真田幸村、山中鹿之介のものです。
いずれも戦国時代に名を響かせた武将ですね。
室内に入ると、
大多喜城主・本多忠勝の肖像画もありました。
本多忠勝が10万石でこの城を治めるまでは、
安房の里見氏や北条氏など、この城を取り巻くさまざまな歴史があったことが伺えます。
こちらが戦国当時、
今でいう千葉県内にあった城の一覧です。
ものすごい数ですよね。。
なかには、城跡として残っていないものもあるでしょうが、
これを見たら、いずれは全て行ってみたくなります。😅
そして!
「研修館」の目の前にそびえる天守!!
当然ながら模擬天守なのですが、それでもその迫力に魅了されます。。
先ほども触れたように、
この時は歴史資料館は休館でした。
この本丸の周囲に土塁が巡らされていたようです。
防御施設は必ず、おさえるようにしています。
ここが土塁ですね。
少し盛り上がっているのがお分かりでしょうか。
ではここで、天守の様子を動画で撮影しましたので、ご覧ください。
隣に「研修館」があり、
少し遠景から、、そして近づいていきます。
現存天守ではないですが、石垣の様子も含め、
十分見応えがあります。
近づいて撮影できなかった、
大多喜高校の敷地内にある薬医門です。
大多喜城では唯一の現存遺跡です。
こちらが大多喜城跡から眺めた大多喜高校です。
あの向こうに薬医門が。。
手前には大井戸もあります。
塀の説明板もありました。
板塀が火災や鉄砲に弱い、というのは納得ですね。
本丸跡を囲むように広がる塀です。
これにて大多喜城の検分を終わります。
大手門に薬医門、空堀や模擬天守など、見応え十分でした。
千葉県南部を訪れる機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてください。
ではまた!!