印旛沼に臨む、空堀と土塁を備えた城〜師戸城(もろとじょう・下総(千葉))
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印旛沼公園内にある隠れた名城!
こんにちは、シンです。
2023年4月20日(木)。
千葉県印旛沼(いんばぬま)公園内にある、師戸城(もろとじょう)に行ってきました

上記の説明板に記載されているように、
千葉市の一族、臼井(うすい)氏の居城、臼井城の支城だそうです。
臼井城は、あの上杉謙信の猛攻にも耐えたとか、、

まず、公園内、台上から下を眺めたアングルです。
この坂道を車で登ってきたのですが、写真でお分かりのようにある程度高さのある、丘城(おかじろ)です。

そしてまず、真っ先に目にしたのが、
三の丸手前にはっきりと姿を現した空堀(からぼり)です!
これほどの深さがある空堀だと、分かりやすくていいですね。

城跡は、今では印旛沼公園となっているため、子どもたちが遊べる遊具などもあります。

城内(あえてこう表現させてください。)には、このような看板も。
う〜ん、生き物と共存し、自然を守ろうとする姿勢には共感します。
単なる”城マニア”のちょっと視点がずれた共感かもしれませんが、、
堀の深さを体感することに!!
さて、ここからが本当の見どころです!
正直、この城を訪れるまでは少しナメていました。
『どうせ、支城だし、大したことはあるまい、、。』と。
ところが、、

ここから空堀(カラホリ)を越え、三之丸二之丸
本丸と歩いていくことになります。

三之丸は結構、敷地が広く、広場として整備されていました。
奥には野球ができるスペースもあります。

なんと深い!!
三之丸と二の丸を隔てる、それはそれは深い中堀が!!
いや、これ実は、あとでもっと驚くんですよ。。
いったん本丸まで行き、土塁の上から中堀を見下ろして動画撮影しました。
中堀を挟んで三之丸、そして堀を越えて左手側に二之丸、
そしてお気づきでしょうか?
二之丸とその右側にある本丸の間にも少し浅めの堀があり、
少し盛り上がった土塁が見えます。
実際、この土塁の上を歩くことができます!!
いや〜、、
これだけはっきりとした堀や土塁を眺めるのは、ホント、感動としか言えません。。
目の前に広がる広大な印旛沼(いんばぬま)!!
中堀の深さの余韻に浸りながら、二の丸を奥へと進むと、
そこには広大な印旛沼(いんばぬま)が!
これまた圧巻です。。
これ、沼なの?っていうほど、大きいですね。
そして沼の対岸にはこの師戸城の本城と言われる臼井城(うすいじょう)が、、
こちらも後で訪れますが、楽しみです。
中堀の底を歩いてみた!
さて、本丸まで来たし、
反対側を通って帰るか、と歩いていると、
ふと、本丸の脇の小道がとんでもないことに。。!!

(これはもしかして、、)
と、期待半分で前方に進んでいくと、

なんと、
あの、三之丸と二之丸を隔てる中堀に通じている!
これはこのまま歩き、堀の深さを体感するしかないでしょ!!
いや、深い深い!
この深さ、動画からお分かりいただけるでしょうか?
ざっと3メートル以上はありますね。。
この中に落ちたら、上から弓矢とか落石で狙われると思うと、
ゾッとしますね。。
虎口(こぐち)も恐ろしい!
中堀の深さを満喫したところで、
さあ帰ろう、と思いきや、中堀の先にはなんと虎口(こぐち)まである!!

確かに、中堀の先には虎口という文字が!
ちなみに虎口とは城内の兵たちが外に出入りするための出入り口のようなもので、
もともとは小口(こぐち)という字だったとか、、
そして写真を見てお分かりのように、その虎口の近くには根古屋(ねこや)の文字も!
この根古屋も、もともとは兵たちの寝場所、寝小屋(ねこや)がこのように文字変わりしたようです。
城の前線待機場所、といったところでしょうか。

これが上から見た虎口です!
パッと見ただけで、えらく折れ曲がっていて、
簡単には敵兵が近づけないようになっているのが分かります。
しかも急な傾斜!!
敵兵さん、攻め登ってくるまでに矢の餌食(えじき)になっちゃいますよ。。
ここも実際に下まで降りてみましたが、
麓には民家が一軒あり、少し開けた広場もありました。
おそらく、この辺りが城兵たちの根古屋(寝小屋)だったのでしょう。

これが下から見上げた虎口です。
急な傾斜だというのが、ここからも分かります。
実際、上りはえらくキツくて息切れしました。。

最後に、三之丸を囲む空堀を眺めながら帰ります。
いやホント、想像以上に楽しませてくれました、師戸城(もろとじょう)。
お城好きの皆さん、千葉の印旛沼(いんばぬま)を訪れる機会があったらぜひ、寄ってみてください。
「土の城」の魅力が伝わる良書
実は今回の城巡りをするにあたって参考にした良書があります。
西股総生(にしまたふさお)さんの「戦国の城がいちばんよくわかる本」です。
私はこれを読んで、天守閣のある立派な城だけが城巡りの魅力ではないんだなと、
気付かされました。
堀や土塁を駆使していかに敵兵を防ぐか、
戦国時代ファンの心をくすぐる内容が書いてますし、
虎口や根古屋のことを知ったのもこの良書からです。
ますます城巡りが楽しくなること、間違いありません。
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